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笑う門には健康来たる

Vol.07 食中毒

 今回は特に梅雨時に注意したい食中毒のお話です。今年はやっている胃腸かぜも食中毒の一種です。 食中毒は原因菌やウイルスのついた物を飲食すると起こります。 腸炎ビブリオ、サルモネラ、黄色ブドウ球菌、病原性大腸菌などによる細菌性食中毒。 ノロ、ロタなどによるウイルス性食中毒(胃腸かぜ)。ほかに有毒植物、フグ、貝毒などによるものもあります。 主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などです。

 高温多湿となる夏は、最も食中毒の発生件数が多くなり、ほどんどが細菌性食中毒です。

 細菌性食中毒予防の三原則は、つけない、ふやさない、やっつける、です。

 食品に菌をつけないために食材や手や調理器具はしっかりと洗いましょう。 生の魚貝類や肉類には食中毒の原因菌が付着していることがあり、調理した器具を介して生で食べる食品に付いてしまうことがあります。 食材の調理ごとに調理器具を洗いましょう。

 食品が冷蔵や冷凍の必要なものなら、すぐに冷蔵庫に入れましょう。10℃以下で菌の増殖は鈍り、−15℃程度で増殖が停止するといわれています。 しかし、菌は死滅しないので、解凍すれば菌は増殖します。また、保存温度が充分低くない場合には、ゆっくり増殖します。細菌の増殖には水が必要なので、 乾燥は食中毒の予防になります。調理器具を洗った後はすぐに水分を拭き取り、乾かしましょう。

 細菌を死滅させるには加熱が効果的です。食中毒の原因菌は、75℃以上で1分以上経つとほとんど死滅します。中心まで充分に加熱するために、 低火力で長時間加熱したり、電子レンジを使うなど工夫しましょう。しかし、加熱しただけでは細菌が作った毒素は分解できないので、食中毒を予防できないこともあります。 また、調理器具や布巾は定期的に熱湯や漂白剤等で消毒しましょう。

 食中毒が疑われるような症状が現れたら、まず医療機関を受診しましょう。自己判断で下痢止めなどを使うと思わぬ合併症が起きることがあります。 食中毒を起こし、下痢や嘔吐を繰り返すと、脱水症となる可能性があります。水分補給と適当な塩分、糖分などの補給を心がけましょう。 刺激となる物は避け、消化吸収のよいものを少しずつとりましょう。ぬるいスポーツドリンクがお勧めです。

 また、家庭内での二次感染に対しての予防が必要です。嘔吐物や下痢便の処理にはゴム手袋などを使用し、使用した手袋や容器は熱湯やアルコールなどで消毒を。 処理した後は、石けんでよく手を洗いましょう。嘔吐物や下痢便で汚れたところや水道の取手やドアノブもアルコールや薄めた漂白剤で消毒しましょう。

 以上を参考にしていただき、食中毒をしっかり予防しましょう。

2007年7月 掲載

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