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笑う門には健康来たる

Vol.08 熱中症

 暑さはこれからピークを迎えます。今回は熱中症のお話です。

熱中症は、高い気温や湿度の高さなどが原因となって起こる様々な体の不調です。熱中症には次のものが含まれます。

熱疲労
多量の発汗に水分と塩分の補給が追いつかず、脱水状態になり起こります。症状は様々で、体内の温度は上昇しますが、皮膚は冷たく、発汗があります。
熱痙攣
大量の発汗後に水分だけを補給して、塩分やミネラルが不足すると起こります。症状は突然の痛みを伴った筋肉の痙攣です。体温は正常であることが多く、発汗があります。
熱失神
発汗による脱水と血管の拡張によって、全身の血液循環量が減少し起こります。突然に意識を失います。体温は正常であることが多く、発汗があり、脈拍が遅くなります。
熱射病
脳の温熱中枢が障害されたときに、体温調節機能が失われ、起こります。高度の意識障害となり、体温が40℃以上まで上昇し、発汗はなく、皮膚は乾燥します。

 熱中症にかかりやすいのは、急に気温が上がった日や湿度の高い日の午後1時から2時頃。夏場に屋外でスポーツや仕事を長時間するとき。 かかりやすい人は乳幼児、高齢者、肥満者、下痢などで脱水傾向の人、発熱のある人、睡眠不足の人などです。

 予防法は、気温と湿度が高いところで長時間過ごすことはさけましょう。しかし、やむをえない場合は、次のことを心がけましょう。 無理をせずできるだけ休憩をとるようにし、直射日光を防いだり、蓄冷剤を利用したり、水の気化熱を利用して体温を下げるなどしましょう。屋内であれば風通しを良くしましょう。

 また、発汗によって失った水分と塩分の補給をこまめに行いましょう。スポーツドリンクなど塩分と糖分を含んだ飲み物がおすすめです。お子さんには子供用のイオン水などがよいでしょう。睡眠は充分にとりましょう。

 熱中症になってしまったら、涼しい場所で休ませ、衣服を緩めて、スポーツドリンクや経口補水塩などを飲ませましょう。 ただし、冷たいものを大量に飲ませると胃痙攣が起きることがあるので注意が必要です。霧吹きなどで全身に水を浴びせ、気化熱によって冷やしましょう。 また氷枕などを首筋やわきの下、足の付け根などの動脈が通っている部分にあてて冷やしましょう。症状の重い時には助けや救急車を呼ぶなどし、速やかに病院などに運びましょう。

 事故の起こらないように気をつけて暑い時期を乗り切って下さい。

2007年8月 掲載

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