Vol.45 運動のお話
今回は運動のお話です。
健康診断で見つかった生活習慣病等で運動の指導を受けられた方もいるのではないかと思います。
今回は高血圧症、高脂血症、糖尿病、肥満等の生活習慣病を改善、もしくは予防するためにどのような運動が良いかをお話しします。
基本的には有酸素運動を行います。ウォーキングが手っ取り早いですが、他に水中歩行、ダンス、サイクリング等も良いでしょう。
やっていけない訳ではありませんが、瞬発力が中心の運動や負荷が強い運動は危険が伴い充分な効果が期待できません。
ウォーキングの場合
ウォーキングを中心に説明させていただきます。体を動かしやすい服装で、靴はウォーキング用の安定したものを使用します。
ストレッチ等の準備体操を行ってから始めましょう。肘を直角に曲げ、手はしっかりと前後に大きく振り、歩幅はやや広めにし、
いつもより早足にします。時間は一回につき30〜60分以上、一週間に3日以上、合計3時間以上。
運動の強さはややきついと感じるが会話が可能なくらいが良いでしょう。
心拍を計ることができる腕時計や、歩数計があれば、次のような計算式から求められる適正な
心拍を保つと丁度良い強さの運動ができます。運動中の適正心拍数は138-(年齢÷2)です。
無理をせず徐々に
注意としては、まずは無理をしないこと、急に強い運動をしないこと、自分の運動能力や体力を過大評価しないこと。
できる範囲のことから徐々に始めましょう。事前に身体の異常がないか確認し、体調が悪い時や、足腰を痛めている時、動悸が激しい時、脈が乱れている時等は中止します。
運動中は水分摂取をしっかりと。まだまだ暑い時期なので気温の低い朝夕に運動をすると良いでしょう。
持病のある方や、健康診断で異常を指摘された方は、かかりつけ医と相談し、適切な運動量を決めてもらいましょう。
2010年9月 掲載