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笑う門には健康来たる

Vol.40 水痘と帯状疱疹

 今回は水痘(みずぼうそう)と帯状疱疹(たいじょうほうしん)のお話です。
 両方の病気共に原因は水痘帯状疱疹ウイルスです。初めてこのウイルスに感染すると水痘になります。水痘の治癒後も神経細胞等にウイルスが生き残っていて、 免疫低下、疲労、ストレス等で活性化し帯状疱疹を起こすことがあります。主に空気・飛沫感染ですが、水疱液の接触感染もあります。

小児に多い水痘

 水痘は9歳以下の小児に多く、潜伏期は2週間位。全身に直径3〜5mm程度の盛り上がった赤い発疹が数日の間次々に出現します。発疹、水ぶくれ、水ぶくれに膿がたまる、かさぶた、の順に変化します。 同時にさまざまな段階の発疹が見られます。全てがかさぶたになった時に治癒と診断します。1週間程で治癒します。発熱はなかったり、高熱になることもあります。

 体力や免疫の低下している人では重症になりやすく、成人では脳炎や肺炎の合併が多い傾向があります。妊婦さんの初回感染では胎児に障害が現れることがあります。 乳児も注意が必要です。早めに治療を受けた方が軽くすむ可能性が高いです。治療薬は抗ウイルス薬の内服や水ぶくれに対する外用薬塗布を行います。アスピリンの含まれる薬は使用しないようにしましょう。

 予防はワクチン接種で。定期接種外の任意接種です。水痘患者との接触後、72時間以内のワクチン接種で発症予防または症状を軽くできる可能性があると言われています。

痛みを伴うことが多い帯状疱疹

 帯状疱疹は体の半身に帯状に赤い発疹と水ぶくれが出現し、痛みを伴う事が多いです。皮膚症状の1週間程前から痛みを感じることもあります。

 顔に帯状疱疹ができた時は、髄膜炎、脳炎、角膜炎、結膜炎、耳鳴り、めまい、顔面神経麻痺を起こすことがあり注意が必要です。

 1週間程で皮膚症状が治まると共に痛みも消えますが、その後もピリピリとした痛みが残ることがあります。重症な人ほど後遺症が残る可能性が高く、早期の治療が必要です。

 水痘にかかっていない人に接触するとウイルスを伝染してしまう可能性があります。

2010年4月 掲載

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