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笑う門には健康来たる

Vol.10 秋に気をつけたい喘息・食中毒・鬱病

ぜんそく・食中毒・うつ

 気温も下がり過ごしやすくなったように感じられる秋。実は意外と体調を崩しやすい季節です。 一日の気温差が大きく、日照時間もだんだん短くなるなどリズムを崩しやすいためです。 というわけで今回のテーマは秋に気をつけたい病気です。

 気管支喘息は、10月頃から患者さんが増加します。 気温の急激な低下は気管支の収縮を引き起こすといわれています。 また、秋は移動性高気圧に覆われて、上空の気温が地表面温度より高くなる”逆転層“が発生することが多くなります。 逆転層があると、大気汚染物質、真菌、花粉などのアレルギー原因物質が地表付近に留まり、濃度が上がると言われています。 そのため喘息の発作が多くなるのです。何となく調子が悪いときは、ひどい発作を起こす前に受診しましょう。

 9月から10月にかけては、イネ科や、雑草類(ブタクサ、ヨモギ)などの花粉が飛散します。 この花粉が原因でアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などの花粉症が発生します。花粉症は春についで秋に多いといわれています。 花粉が鼻、口、目などの粘膜に張り付き、肥満細胞からヒスタミンが放出され、粘膜が腫れたり、 分泌物が増加したりして、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみ、などの症状を引き起こします。

 もう残りわずかですが9月は7、8月に次いで食中毒が多い時期です。涼しくなったとはいえ、 食中毒が発生しやすい気温の25度以上の日が多いためです。 食べ物は冷蔵庫にすぐ保管することが大切です。なかでも生魚の刺し身は最も注意が必要です。 食中毒の原因菌の一つで、海中に生息している腸炎ビブリオ菌は9月初めにもっとも増加します。 魚介類を食べるときはよく水で洗い、しっかり加熱しましょう。調理に使ったまな板や包丁はこまめに殺菌消毒しましょう。

食欲の秋は、うつの症状?

 秋口から冬季うつと呼ばれる季節性気分障害が増えてきます。日照時間の減少により、 セロトニンという気分をコントロールする神経伝達物質の分泌が不調になり、気分が落ち込みやすくなると言われています。 外出するなどして日光を浴びるように心がけましょう。眠気と食欲増加も症状の一つです。

 また、気温や気圧の急激な変化は、血管障害や血圧の変化による、心臓や脳の病気や、関節痛を起こしやすくします。 体を冷やしたりしないように注意が必要です。

 天高く肥えない程度に楽しい秋を過ごしましょう。

2007年10月 掲載

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