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笑う門には健康来たる

Vol.39 溶連菌感染症

 溶連菌の正式な名称はA群β溶血性連鎖球菌です。溶連菌感染による病気は急性咽頭炎、急性扁桃炎、伝染性膿痂疹、中耳炎、気管支炎、リンパ節炎、副鼻腔炎、壊死性筋膜などです。その中でも最も多い急性咽頭炎、急性扁桃炎について説明します。

主な症状

 溶連菌による急性咽頭炎、急性扁桃炎は小児に、季節は冬に一番多く、潜伏期間は2〜5日で、飛沫感染です。 主な症状は、発熱、頭痛、のどの痛みや発赤、扁桃腺の腫れや膿、口臭、痰、のどの奥の点状の出血斑、舌の表面がイチゴ状になるなどです。他にかゆみを伴う小さい発疹が体から顔や手足に広がったり、 腹痛や吐き気を伴ったり、他の症状が消えた後に指先の皮がめくれることがあります。

< 診断は迅速診断キットで行います。綿棒でのどの粘液を採取し検査します。15分程で診断できます。培養検査や血液検査を行うこともあります。/p>

溶連菌感染症の合併症

 合併症は急性糸球体腎炎、リウマチ、血管性紫斑病などがあります。急性糸球体腎炎は溶連菌感染の1〜4週後に発症し、むくみ、尿の減少、血尿、血圧上昇などが現れます。 予後は良好で1〜2年で90%以上が治癒します。リウマチ熱はほとんど見かけませんが、溶連菌感染後に、発熱、多発関節炎、湿疹、皮下結節、心炎などの症状が現れます。 血管性紫斑病は溶連菌感染などの後に、湿疹、出血斑、腹痛、関節痛、むくみなどが現れます。

治療は抗生物質で

 溶連菌感染に対する治療は抗生物質の内服を行います。2〜3日の内服で症状は改善しますが、合併症の予防のため、約10日間は内服が必要です。その後に尿検査等で経過を確認します。

 家族内の感染は多く、兄弟で約半数、親で約2割が感染している可能性があります。溶連菌感染は、一度だけでなく何度もかかる可能性があります。ワクチンはなく、予防は手洗いやうがいなどです。

 学校保健法に定められた伝染病で、治療開始して1〜2日経過後、症状が改善していれば登校できます。

2010年3月 掲載

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